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秀吉『叛くのではない…織田家より独立し毛利を守るのじゃ』
安国寺『筑前殿の毛利へのお心、伝わり申した。
されど、拙僧1人で決められる問題ではござりませぬ。
直ぐ様、毛利本隊と合流しお館様に判断を仰ぎたいと思います。』
秀吉『うむ、あまり時間はない。お早めの決断を…』
安国寺『はっ!では早速』
安国寺恵瓊は羽柴軍本陣を出ると、馬にまたがり
去っていった
安国寺恵瓊が去るのを
確認した黒田官兵衛は
官兵衛『良かったのでござりまするか?』
秀吉『何がじゃ…』
官兵衛『もし、光秀殿が上様を討ち漏らした場合でござる』
秀吉『ふっ…光秀だけならわしもここまで無茶はせんわ』
秀吉『半兵衛がいる。半兵衛ならきっと上様を討ちとってくれよう…』
官兵衛(殿の、竹中殿への絶大なる信頼感はいったい…)
秀吉『官兵衛…今のうちに毛利に気づかれないよう幾内に戻る準備を致せ。休まず走り続ける事になろう。道中、通り掛かる村に握り飯と水を用意させるのじゃ。
道には火を灯し整備を行え!』
官兵衛『ははっ!』
秀吉『しかし…清水宗治だけは切腹に追い込まくてはならんのぉ。
織田家家臣に上様殺しを疑われないよう…』
秀吉は西の方を向き
秀吉(半兵衛…こっちも着々と準備は調ってきておる…頼むぞ半兵衛…)
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