本能寺の変

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1582年6月 織田信長は、毛利征伐の出兵準備の為に上洛し 本能寺に逗留していた。 明智光秀は1万3千の軍勢を率いて京へと入った 光秀は重臣を集めた 光秀『皆に大事な話がある…』 斎藤利三『如何いたしました?』 光秀『わしは、秀吉の援軍にはいかぬ…』 斎藤利三『それでは、軍令違反により上様に手打ちにされまするぞ!』 光秀『かまわぬ…わしが向かうは…本能寺…』 斎藤利三『殿…ご謀叛なされるのか…』 光秀『謀叛ではない…これは魔王を倒す聖戦である!』 光秀『しかし、お主達を巻き込むつもりはない。 反対の者はかまわぬ ここから去るがよい』 明智秀満『…何をおっしゃられる。我等、殿と一蓮托生でございまする。 殿の敵は我等の敵 例え上様でも』 斎藤利三『よくぞ決断なされた。上様より殿への仕置きつろうございました…』 光秀は重臣達から血判状を作った。 そして、馬手を東に返し 光秀『敵は本能寺にあり!』 光秀は本能寺を囲んだ 最前列に鉄砲隊を置き 四方から一斉射撃を始めた 『撃てぇっ!!!』 信長は寝静まっていた その時、小姓の1人が 信長に駆けつけた 『上様!軍勢が取り囲んでおりまする!!』信長はふと目をさまし 信長『何処の軍勢であるか?』 と呟くと 次は森蘭丸が駆けつけた 蘭丸『明智光秀様!ご謀叛!!』 それを聞くと信長は 笑みを浮かべ 信長『ふっ…金柑頭が余に刃向かう度胸があったとはのぅ…』 信長『蘭!弓を持て!!』 蘭『はっ!』 信長は自ら弓を取ると 境内に出て 迫りくる明智兵を 射っていく 弓矢が切れると 敵兵の槍を奪い取り 次々と刺し殺していった 槍は折れ 折れるたびに、敵兵の槍を奪い取る 本能寺には100人程度の織田家の人がいたが 兵と呼べるのはわずかであった しかし、多勢に無勢 みるみると味方は討たれといく しかし、なぜか信長の顔には余裕があり 絶えず笑みを浮かべていた。
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