新たな戦い

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竹中半兵衛と雑賀孫一は 大坂城を見上げていたいた 孫一『でけえなぁ…無駄にでけえ城だな』 半兵衛『秀吉様らしいです…』 孫一『そうか?俺には、無駄使いとしか思えねえけどね』 半兵衛『秀吉様の権威、築城術を天下に見せつけてるのでしょう』 孫一『へぇ?それよりどうするんだ?このまま、正門から堂々と入っていくわけにはいかんだろ』 半兵衛『はい、まずは秀吉様の薬師を探しましょう』 孫一『薬師???』 半兵衛『はい、秀吉様は 寝たきりの状態…かならずや専属の薬師がいるはず…』 孫一『わかった。すぐに調べよう』 その頃、秀吉は 半兵衛の言うとおり 寝たきりの状態であった そばには、石田三成が ついていた 石田三成は、秀吉が長浜城主時代にその才を 見込まれ小姓として仕え た 秀吉『佐吉よ…わしはもう長くはない…』 三成『殿下ともあろうお方が、何を弱きな事を申せられまする…』 秀吉『自分の体の事じゃ…自分がようわかる… が…心配なのは…秀頼じゃ…まだ若すぎる…』 三成『殿下…』 秀吉『これから、申す事は誰にも言うでないぞ…』 三成『はっ…なんでございましょう…?』 秀吉『わしに何かあった時…この豊臣家に反旗を翻す大名が現れよう…特に徳川家康は危険じゃ…』 三成『その時は、某がなんとしても…豊臣家を守りまする』 秀吉『佐吉では、家康には勝てまい…』 三成『………』 秀吉『わしに何かあった時は、竹中半兵衛を頼れ…』
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