1086人が本棚に入れています
本棚に追加
竹中半兵衛と雑賀孫一は
大坂城を見上げていたいた
孫一『でけえなぁ…無駄にでけえ城だな』
半兵衛『秀吉様らしいです…』
孫一『そうか?俺には、無駄使いとしか思えねえけどね』
半兵衛『秀吉様の権威、築城術を天下に見せつけてるのでしょう』
孫一『へぇ?それよりどうするんだ?このまま、正門から堂々と入っていくわけにはいかんだろ』
半兵衛『はい、まずは秀吉様の薬師を探しましょう』
孫一『薬師???』
半兵衛『はい、秀吉様は
寝たきりの状態…かならずや専属の薬師がいるはず…』
孫一『わかった。すぐに調べよう』
その頃、秀吉は
半兵衛の言うとおり
寝たきりの状態であった
そばには、石田三成が
ついていた
石田三成は、秀吉が長浜城主時代にその才を
見込まれ小姓として仕え
た
秀吉『佐吉よ…わしはもう長くはない…』
三成『殿下ともあろうお方が、何を弱きな事を申せられまする…』
秀吉『自分の体の事じゃ…自分がようわかる…
が…心配なのは…秀頼じゃ…まだ若すぎる…』
三成『殿下…』
秀吉『これから、申す事は誰にも言うでないぞ…』
三成『はっ…なんでございましょう…?』
秀吉『わしに何かあった時…この豊臣家に反旗を翻す大名が現れよう…特に徳川家康は危険じゃ…』
三成『その時は、某がなんとしても…豊臣家を守りまする』
秀吉『佐吉では、家康には勝てまい…』
三成『………』
秀吉『わしに何かあった時は、竹中半兵衛を頼れ…』
最初のコメントを投稿しよう!