鳴り響く携帯

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来歩(らいほ)は一言呟いた。もう嫌だと 人間関係がうまくいってなくて、受験勉強も上手くいかずいきずまってしまったからだ。そんな彼女の事をさっとたかのように携帯電話が鳴った。 来歩は一瞬まよったけども携帯に手をのばし通話ボタンを押した。 そこから聞こえてきたのは親友の菜海(なみ)かららの暖かい声だった。 「久しぶり、元気?」  の問いかけに来歩は泣き出してしまった。 「どうしたの?何かあった?」と聞いてくれる言葉に彼女は言葉を返せなかった。 … しばらくたってからようやく来歩が、
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