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誰にも
「女」として見られないということは、
女にとっては淋しいことである。
仕事に頑張っていたり夢中になれるものがあれば、
別にいいのではないか?
いやそれも若い時だけであって、
「いつかは」という可能性が残っているから、
一時の淋しさにも耐えられるのだ。
そういう煩悩を捨て達観の境地に至っている人はいいが、
そうでない諦めの悪い多くの女にとって、
加齢は恐怖である。
だんだんと重力に負けていく体のあちこち。
確実に年老いて人相が変わっていく顔。
そしてある時、
まだまだ人生は続くのに、
この先誰にも求められたり抱きしめられたりすることはない、
という現実に直面してみなさい。
その淋しさ、
虚しさたるや、
若い女子には想像もつかないであろう。
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