2342人が本棚に入れています
本棚に追加
心臓がドクンと跳ね上がる。
頭では逃げろと警告が鳴っているのに、体が言うことを聞かなかった。
「………まき…」
(――……っ!)
吐息が、唇に触れる。
(えっ…!えっ…!!えぇーーーーー!!??)
旺汰がぎゅっと目を瞑る。
二人の唇が重なった――と思ったら寸前の所で旺汰が優也にチョップをかました。
「やっぱムリーーーーー!!!!」
「ぐぇ!!!!」
顔面にチョップが直撃し、優也がベットに倒れ込んだ。
「ゆ、優也!なんかお前キャラ違う!!つうかキモイ!!!!」
びくびくと警戒する小動物の様に旺汰は優也を見つめた。
すると、優也が実に不機嫌な顔でベットから起き上がった。
「なにすんだてめぇ……犯すぞ」
「うわーーー!!!!変態ーーーーーーー!!!!!」
優也の狂気じみた発言に旺汰が驚愕する。
最初のコメントを投稿しよう!