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「だから!好きだっつってんだろうが!!てめぇは耳の遠いじぃさんか!!!」
「なっ…!ジジイ呼ばわりすんなハゲ!!いきなりそんな事言われても分かる訳ねぇだろ!!!!」
胸ぐらを掴まれガクガクと揺さぶられると、俺も怒りを抑えきれなくなり相手の髪をぐしゃぐしゃとかき回した。
二人の叫び声に混じって、ピコーンという間の抜けた機械音が響く。
それに気づいた俺は驚愕して雄叫びをあげた。
「あ"ーーーー!!ちょっ…お前のせいで負けちまったじゃねーか!!!せっかくラスボスの所までいったのにーーーーーー!!!」
「知るか!!!ゲームと俺の一世一代の告白とどっちが大切なんだよ!!」
言い争っているうちにプレイしていたゲームの主人公が死んでしまった。
必死でレベルアップしたのになんという事だ。
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