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「ただいまー。」
「おかえりなさい、金平糖君!」
「栗、その喋り方やめろ、気持ちの悪い。」
「まあ、失礼ですわね。」
「おめえずっとそのキャラで通すつもりか?」
「たわけ。家族の前だけだ。」
「ああそうかい。」
「な、何だそのぞんざいな返事は!?」
「丁寧に言ってほしいのか?ああ、そうでございますか。」
「この、私は貴様より10倍近く生きているんだぞ!」
「うるせえよ、居候のくせに!」
「何だと!?大体貴様、生れ付き髪の色がオレンジって何なんだよ!?貴様は宇宙人か!?」
「うるせえよ!お前こそ栗みたいな頭しやがって。焼かれたいのか、このバカ!」
「黙ってろよ、バカ!大体よう、ずっと眉間にしわを寄せてるって何なんだよ!そんな顔では女にもてるわけねえんだよ!生れ付き幽霊が見えるって何なんだよ!?大体昔は見分けがつかなかったらしいけど、周りの反応でわからねえのか!?幽霊が見えるのは本当はお前か死にかけのババアか歌丸ぐらいなんじゃねえのか!?それ以前によう、お前が勉強しているところなんて見たことがねえんだよ!あれだけ成績がいいのはカンニングか?カンニングか!?大体お前の刀はバカみたいにでかいし。あんなのはトラックでもねえと運べねえよ!それをブンブン大根みたいに振り回すなんて、とんでもない筋力バカだな!」
そこまで言って、栗は金平糖が黒い着物を着ているのに気が付きました。金平糖は小声で言いました。
「第2の解放…。天鎖陰気なおっさん…。」
栗はあわてて逃げようとしましたがつまずいて転びました。
「月の牙が天を衝く!」
ドーン!
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