アルスクルト国

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医師を呼んだが原因不明で、姫はただ眠り続けた。 少女が見つかったのは城の離れだった。姿の見えない彼女を探しにきた侍女がみつけた。 床に倒れた主人を見つけ、侍女は真っ青になりつつも警護兵に助けを求めた。 ――姫が倒れていた周りには、白いバラの花弁が散っていたという。だが誰がやったのか、未だに特定できない。 そして、2年後。 目を覚ました王女は、心をなくしていたのだ。
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