遠距離恋愛

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雨の中キミをずっと待ってた。 キミが家を出る時そっけなく「いってらっしゃい」この時は最後になるなんて思ってなかったから… いつも通りの遅刻だと思ってた。 今日は雪になるかもしれない予報だから早く帰っておいでって言ったのにまだ帰らないキミ。 一本の知らない番号からの電話。 電話に出た時に 僕は キミを失った。 それからは信じれないくらいあっとゆうまだった。 現実を受け入れられないとか夢とか信じれないとかそんな事をドラマとかで言うけど実際はいつも一緒にいたキミがいないんだから 現実だよ。 なんで急いだの? 僕が急かしたからだよね。 なんで暖かい飲み物買ってんの? 今日は寒いからだよね。 キミはコーヒー飲めないじゃん。 僕のだよね。 なんでタバコ買ったの? 嫌いで吸うなっていつも怒るじゃん。 雪降ったよ。 まっ白な綺麗な雪がね。 見たがってたね。 見てる? 雨が雪に変わる瞬間を見れる高い位置で僕より先に見てる? 僕はキミの後を追っていきたい。 でも残された人は強くなれる力があると僕は思うんだ。 だってキミを背負って生きてるんだから。 僕一人じゃないよね? キミは雪に変わったの? 僕に逢いに来てくれたの? ありがとう。 明日の天気予報です。 二、三日降り続いた雪が過去に前例がないくらいぴたりと降り止み 八月のような晴天が空を架けるでしょう。 キミの最後の頑張れのメッセージちゃんと受け取ったよ。 お返しの僕のメッセージです。 ありがとう。 空を見る度キミを想い頑張るね。 どうかずっと好きでいてください。 別れたわけじゃないんだから。 じゃあ何かって? 僕とキミはただ住む世界が違うだけの でも決して交わる事のない 届きそうで届かない 触れられそうで触れられない 遠距離恋愛だから。
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