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また
赤い華が散る。。。
それはいつもと変わらない光景
いつもと同じ夜
いつもと同じ匂い
いつもと同じ虚しさ
だけど。。。
今日だけはいつもと違う事があった
いつもと違うこの悲しみ
いつもと違うこの思い
目の前に血まみれで倒れているのは
最愛のヒト―――――
自然に涙が溢れてくる
「アレ…ン…」
声に出して呼んでみても
自分の声が虚しく響くだけ―――
つい3日前に伯爵様の抹殺リストにアレンの名前が載った。
ティキやロードも知ってるはずなのに、黙って出ていく私を止める人はいなかった。
悲しい。。。
寂しい。。。
虚しい。。。
アレンを誰にも触れさせたくなかったから…
私がアレンを殺した。
アレンは…
私が呼び出した時も笑顔だった。
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