始まりの終わり

3/4
前へ
/15ページ
次へ
  また 赤い華が散る。。。       それはいつもと変わらない光景       いつもと同じ夜       いつもと同じ匂い       いつもと同じ虚しさ           だけど。。。 今日だけはいつもと違う事があった       いつもと違うこの悲しみ       いつもと違うこの思い       目の前に血まみれで倒れているのは 最愛のヒト――――― 自然に涙が溢れてくる 「アレ…ン…」 声に出して呼んでみても 自分の声が虚しく響くだけ――― つい3日前に伯爵様の抹殺リストにアレンの名前が載った。 ティキやロードも知ってるはずなのに、黙って出ていく私を止める人はいなかった。 悲しい。。。 寂しい。。。 虚しい。。。 アレンを誰にも触れさせたくなかったから… 私がアレンを殺した。 アレンは… 私が呼び出した時も笑顔だった。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加