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「!!!
ここでしたかι危うく迷子になるところでした」
少し慌てたように近づいてくる少年の名はアレン・ウォーカー
アレンとは少し前に知り合ったばかりだったが話をするうちに意気投合し、今日のように何度か会って話をしたりしていた。
だが彼女にはアレンがエクソシストである事は分かっていた。
エクソシスト―――
ノア一族を脅かす敵
家族の敵
そんな事は十分過ぎるくらいに分かっていたが、彼女のアレンへの思いは止められなかった。
「ねぇアレン!!私喉かわいちゃった」
「じゃあ喫茶店行きましょうか?」
たわいのない話―――
私達の間の溝なんて忘れさせるくらいどうでもいいような話―――――
でも彼女にとっては幸せだった。
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