日常

4/9
前へ
/15ページ
次へ
―――――― 「アレン…エクソシストのお仕事って忙しいの?」 私とアレンは街中にある喫茶店に入っていた。アレンはいつもの事ながら大量の料理を注文し、吸い込むように食べていく。 そんなアレンを見ながらふと頭をよぎった疑問を投げかけた。 「んー…普段はそんなに忙しくないですけど、一度AKUMAが出てきたら大変ですね。」 「そっか…」 「最近は"ノアの一族"とかいう謎の集団も伯爵の味方をして攻撃を仕掛けてくるので、気を抜いていられないんですよ。」 ドキッ――― アレンの何気ない言葉に思わず動揺してしまった。 いつもなら笑って済まされる話なのに。 アレンが不思議そうな顔してる。 笑わないと。。。 ―――最初から分かっていたのに…… 「!!!」 「? どうかしましたか?」 「う…ううん なんでもないわ」 ―――最初からそんな事…分かっていたのに…… いつかはアレンの口から聞かされるだろうと…… いつかは――― アレンの重荷になってしまうだろうと……
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

36人が本棚に入れています
本棚に追加