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――――――
「アレン…エクソシストのお仕事って忙しいの?」
私とアレンは街中にある喫茶店に入っていた。アレンはいつもの事ながら大量の料理を注文し、吸い込むように食べていく。
そんなアレンを見ながらふと頭をよぎった疑問を投げかけた。
「んー…普段はそんなに忙しくないですけど、一度AKUMAが出てきたら大変ですね。」
「そっか…」
「最近は"ノアの一族"とかいう謎の集団も伯爵の味方をして攻撃を仕掛けてくるので、気を抜いていられないんですよ。」
ドキッ―――
アレンの何気ない言葉に思わず動揺してしまった。
いつもなら笑って済まされる話なのに。
アレンが不思議そうな顔してる。
笑わないと。。。
―――最初から分かっていたのに……
「!!!」
「?
どうかしましたか?」
「う…ううん
なんでもないわ」
―――最初からそんな事…分かっていたのに……
いつかはアレンの口から聞かされるだろうと……
いつかは―――
アレンの重荷になってしまうだろうと……
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