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ガタッ!!
「…アレンごめんなさい
ちょっと用事を思い出しちゃって…」
声が震える…
「用事…ですか?」
「えぇ…今思い出しちゃって」
自分の声も耳に届かない…
私…今ちゃんと笑えてるかな?
目頭が熱い…涙が出てきそう…
こんな姿
アレンに見せたくないのに…
ホントはずっとアレンの側にいたいのに…
アレン……
ごめんなさい…
パタパタパタ
私は逃げるようにその場を離れた。
きっとアレンは変に思ったハズ。
もしかしたら私がノアだって気付いたかもしれない。
―――ソレガドウシタノ?
最初から分かっていたじゃない…
伯爵様もロードもティキも
みんな言ってたじゃない
『エクソシストとノアの恋は実らない。』
分かってる…
分かってるけど…
アレン。。。
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