日常

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――――――― 結局街外れの教会で泣きたいだけ泣いた私は魂の抜けたようにただ座り込むだけだった。 「はぁ…」 何か言おうとするとアレンの優しい顔が目に浮かぶ。 もう涙はかれたはずなのに… 顔を上げると教会のステンドグラスが目に入った。 アレンと出会ったのもこの教会。。 イノセンスをエクソシストに奪われて悔しくて泣いていた時に優しい声が聞こえたの。 『どうしたんですか?』 確か先程戦ったエクソシストの中にいた白い人がこっちを見てた。 『貴女も生き残った人ですか?』 良かった… とその白い人は私を見て笑った。 私はただその白い人に惹かれて つられるように笑った。 それが始まり――― 「今思えばあれが始まりで… 終わりだったのかもしれない。」 私は結局またあの時と同じ。 あの時に逆戻り。 また涙が溢れてきた。 アレンの声が聞こえる。 耳もおかしくなったみたい。 「…どうしたんですか?」 「!!」
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