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《生まれた時から片時も離れる事は無く、二人はいつも一緒にいた…
小学校でも僕は彼女の騎士(ナイト)であり彼女は僕の姫だ。
勉強も遊びも…
彼女の為にヒーローでいたし、彼女を泣かした奴は3倍返しで、ボコボコにした。
そんな日々も過ぎて…中学に進むと、周りの野郎が彼女を異性として見始める。
僕の友人までも…
その時、僕は気づいた…この想いに……。
そして彼女に近づく輩は皆、密かに脅してやった……。
当然、彼女の耳にも入る。それを境に僕は彼女のヒーローから、アンチヒーローと成らざるを得なくなった。
そう…誰にも、気づかれないように彼女を守る為…
この想いを隠して…》
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