蝋燭『1本目』

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+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+- 衰弱していく祖父。 夜になっても、家族みんなで眠らずに、看病していました。   そんな時、父が 祖父が大事にしていた犬を最期に見せてやろうと、庭に出て行きました。 犬は祖父の状態を知っているのかの様に、うなだれています。   いつもなら 縄を解けば庭を駆け回る犬が歩こうともしません。   仕方なく抱き上げて行こうとした父が犬の顔を見ると… その顔が祖父の顔になっていたそうです。 +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
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