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君から貰った飴玉が中々解けません。
飴玉の中身が何なのか調べる事が出来ません。
君は僕を見て言いました。
「口から出して観れば良いじゃないか。」
僕は怖くて口から出すことは出来ませんでした。
君は僕を見て言いました。
「じゃぁ、中身がワカラナイよ?」
僕は、中身が知りたい訳ではないと気付きました。
君は僕を見て言いました。
「今更気付いても遅いんだよ?」
僕は飴玉が溶けない代わりに目玉が溶けました。
君は僕を見て言いました。
「良かったね。飴玉が溶けて。」
飴玉が溶けたのは目玉が溶けてから。
目玉が溶けてからの飴玉の中身何て何も見えない。
見えてしまったから見えない。
飴玉は君。
目玉は僕。
第三者は貴方だよ。
第三者の貴方は考えてました。
コイツは何を考えているんだろう…
飴玉は溶けるモノだろ?
第三者の貴方は大変困りました。
だって、第三者の貴方は飴玉が溶けるものだとしか知らないんだから。
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