2人きり

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いきなり立ち上がられて驚き思わず体がビクッとしてしまった 『あ、ごめんね。ビックリした? 暖房いれるね。多分その方が制服早く乾くだろうし。あとコーヒーでいい?』 『あ、はい。…すいません』 あたし、警戒しすぎ? ひかりは立ち上がり 『あの、さっきは助けてくれてありがとうございました。本当に助かりました』 頭を下げながら早口にそう言った 『怪我してなくてよかったね。そんな頭下げなくていいよ』 『いえ、本当に助かったんで!ありがとうござ…』 今までずっとうつ向いていたひかりは、この時初めてこの男と目が合い、ちゃんと顔を見た。 スラッと伸びた背に整った顔、キリッとした目付き。ひかりは思わず一瞬見とれてしまった
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