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ひかりは片手にピンク色のかわいらしい傘をさしかながら帰り道を歩き始めた。
雨のためかいつもより人通りは少なかった。
なぁんで由紀っていつもコロコロ男子に恋してんだろ。毎度の事ながらすごいなぁ。どこがいいんだか全然わかんない。男なんて…。
そんな事を思いながら1人歩いてる時だった。後ろから声をかけられた。
『あのー、スイマセーン。ちょっといいですか』
声をかけてきたのは2人組のチャラチャラした男だった。
『ここらにコンビニありませか?』
ひかりは戸惑いながら
『えっ…えと、あそこの2つ目の角を右に曲がればあります』
『あー、俺ら道よくわかんないんで案内してくださいよ』
ニヤニヤ笑いながらそう言って近づいてくる。あきらかについていったら危ない雰囲気。
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