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「うそ!?」
思わず声がでてしまった。
誰も居ない教室に私の声が響いて、消えた。
シーンとした夜の教室が持つ独特の空気。
嫌いじゃない。
それはいいとして、
早く帰らなきゃ。
それよりキキが言ってた鬼ごっこ。
一体どこからそんな情報を仕入れたのだろうか。
彼女の家にはパソコンなどないはずだし、携帯も定額ではない。挙句に友達が少ない。
だとすると…。
――キーンコーンカーンコーン
最終下校のチャイムがなった。
マズイ、校門が閉まる。
急いで校門からでた頃には教室で何を考えていたのかさっぱり忘れてしまっていた。
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