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その日の放課後 いつも行きなれた屋上だけどその日は違う雰囲気だった 扉を明けて夕焼けの光が目を差す 目を細めて楓を探す 「来てくれたんだ」 楓の声がする方に歩いて行く 約束だから居るのが当たり前なんだけどそこに楓が居てくれたことに安心した 「ごめんなさい来てもらって」 そう言ってうつむく楓 しばらく沈黙が続いて俺が話しかけた 「なぁ俺な実は虐待受けててさだからなんだって話なんだけどさあの時からきっと楓は一人で親の事考えておびえてたんだよなごめんな痛み少しは知ってるはずなのにな」 そう謝る俺に楓が口をひらく 「私ね転校して来て一年位して両親が離婚してねお父さんと暮らし始めたんだ その頃からお父さんが暴力振るうようになったのほんとは助けて欲しかったの………… ありがとう」 そう言う楓はボロボロ泣いていた 気が付いたら抱き締めていた 「俺楓が好きだ俺きっと始めてあったあの時から好きだったんだと思う こんな時になんだけどさ楓俺と付き合ってくれ」 そう言う俺に楓は 「ありがとう私で良いの?傷だらけだよ?」 「傷だらけなのは俺もだしなお互い同じだ」 「うんありがとう」 この日から俺は楓を楓は俺を何より大事にするようになった
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