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ヤバイ明日苦情がきたらどうしようと、一瞬考えるが、まぁいっかと一瞬で切り捨てる。
この後どうするかと腕を組む。
だがまだ部屋は暗いまま、とりあえず電気を付けるためスイッチを入れる。
すると、白い蛍光灯に光が生まれた。
今まで暗かったせいか眩しく、思わず目をつぶってしまう。
少したってから光に慣れて部屋を見渡す。
言ってしまうと、目の前にある部屋は汚かった。
まず床には漫画や教科書が散らばり、机にも、他の誰かが見たら、これで勉強する気があんのか、と思ってしまうぐらい物に溢れていた。
だが、蒼夜は気に留める様子も無くベット上に胡座をかき、これからどうしようか考えていた。
時間を考えれば寝れば良いのだが、目は完全に覚めてしまい、眠れそうにない。
しかし暇な蒼夜は何故自分はこんな時間に起きてしまったのか、そんな事まで考えていた。
心当たりならあった。
蒼夜は最近第六感のようなものを感じる事があったからだ。
いや、第六感というより世界といった方がただしい。
世界と自分が繋がっているような感覚が目覚めてから今まで蒼夜の中にはあった。
しかし蒼夜はあまり気にせず、少しだけ、病院行った方が良いかなぁと思いつつ、ベットに横になった。
柔らかい感触に身を委ね、少し瞼を閉じる。
すると、さっきまでの感覚は、少しずつ小さくなり、やがて消えていった。
そのままベットの感触を楽しんでいると、睡魔が襲い掛かり、まどろみ始める。
あっ電気消さないと、そう思う頃にはもう睡魔には勝てず蒼夜は深い眠りに落ちていった。
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