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まだ影が西に向かって伸びている時間、私はあのドアへむかった。
相変わらずあのこの姿はなく、やはり鍵はしまっていた。
あの子はどこにいったんだろう。
その時一人の女の子が走ってきた。
その子は一瞬あの女の子とかぶってみえた。
まさかと思って目を瞬くと、そこにはあの子ではなく幼稚園の友達が立っていた。
その子は私の友達の中で一番おとなしい子なのに、まるで人が変わったように息をきらしていた。
「あそこ・・ほんとにおばけ・・でるんだよ。」
私が「どうしたの?」と聞こうとしたより早く友達はこの一言を発した。
「なんで??」と聞くと思わぬ言葉が10分以上続いた。
その内容は怖くもあり私の考えていたことがすべて吹き飛ぶ内容だった。
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