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あらためて言っておくが僕の影はみんなの影と少し違う……いや、正直に言っておこう。僕に影を操る力なんてこれっぽっちもない。
みんなの影は普通その二次元に存在するそれを三次元に具現化し、動かすことをするのだが、僕の影?は具現化も何もしない。
影とは関係なく、僕の心に存在する、ただ、結構知恵の働くおしゃべりさんだ。でも、それは一つの女性の人格でありそいつを僕は(イチ)と呼んでいる。
男性の人格(セカンド)を出すにはまた条件がいるというとてつもめんどくさいったらありゃしない。悪魔が元はどんな性別なのかはいまだに僕は知らない。
それに今僕が分かっているのはこの二人の人格だけでイチによるとまだまだいるらしい。
そしてこの物語はそんな適当人間の僕と多重人格の影(悪魔)がある女の子と出会い人生の無限にあったルートが五つ程度に絞られたというありきたりのようでそうじゃない物語。
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