不幸パワー、注☆入!

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『ゴラァ!電話だ!早ぅ出んかい!!』 (う…、うん?) 朝から俺は変な着信音に起こされる。 (うっさいなぁ…。) ベッドから手だけ伸ばし、電話を探す。パタパタと手を振り、3回ほど机に衝突した後で、ようやく電話に手が届いた。 「もしもひ……」 やべぇ。半分寝てるな…。 『なぁにが“もしもひ”だ。事件だ、すぐ来い、バカ野郎!!!』 「はいっっ!」 眠気さめやらぬ頭に上司の声一発。俺は文字通り跳ね起きた。 「がへっ」 もちろん、 みっともなく落ちた。
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