楓の家

1/1
前へ
/157ページ
次へ

楓の家

楓の家は高層マンションの最上階の最高クラスの部屋である。しかし両親は仕事の関係でヨーロッパ各地を回っているので現在彼女は1人暮らしである。 楓「…」 はぁ…こんな生活いつまで続くのだろうとため息をつく… もちろんお金には困っていないし、料理も出来るし家事も出来る…でもこの家には家族のぬくもりが無い…自分1人だ…彼女にとってこの家は安全であったが檻に感じられた。両親は彼女の身の安全第一と考え最高クラスのセキュリティをもつこのマンションを選んだらしい、しかし彼女はとてつもなく広い部屋で独りで過ごさなければならなかったため、それが苦痛に感じた… だから彼女にとっての幸せは学校へ行く事と仲間達と遊ぶ事だけだ…。 楓「…急がなくっちゃ…」 そういって楓は家を出た…
/157ページ

最初のコメントを投稿しよう!

94人が本棚に入れています
本棚に追加