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妹が亡くなっても
アルフォンソの両親は
顔色ひとつ変えませんでした。
そして
悲しみに暮れるアルフォンソを
死んでしまったものを
いつまでも引きずるなと
殴るのでした。
そんな彼に手を差し伸べたのは
レナードでした。
彼を悲しみの淵から救おうと
自分の家に招いたのです。
暖かい家庭
優しい妻に可愛らしい娘。
彼は純粋に有り難さと幸せを
感じました。
しかしそれと同時に
同じ人間なのに
自分とレナードの
この暮らしの差はなんなのかと
彼は思ってしまったのです。
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