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と、そこへ一本の矢がコボルトに向かって放たれた。
矢はコボルトの頭に突き立った。それからしばらくコボルトは逡巡した後、どうっと倒れた。
そこにもう一本とどめの一撃が首筋に向けて放たれる。首筋に矢が突き立つとコボルトは大きく体を揺らせ、そのまま動かなくなった。
ブレイドは矢が来た方向を見る。矢を放った相手は小高い丘の上で涼やかに笑っていた。
「ロビン!」
「大丈夫か?相棒。」
流れる金髪と小柄だがしっかりとした体つきは歴戦の勇者を思わせる。年の頃は20前半という様子である。
彼の名はロビン。ブレイドの大切なパートナーであった。
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