序章

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「これで一件落着。っと。」 ブレイドの腕の中で、安心したようにイシュールは眠っていた。 「さあ、リリィちゃんが待ってるぞ。」 ブレイドがギルドから受ける仕事はだいたいがこんな仕事だった。 第一に武器が扱えないことが理由ではあったが、どんな小さな仕事でも誠実にこなすブレイドは町でも信頼される存在だった。
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