孤独

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グレッグルの攻撃はミュウツーの右足に当たった。驚いてたじろぐミュウツー。 「なんですか?君は。」 黒ずくめのリーダーがオレに向かってこういった。 正直な話ミュウツーの力にびびっていたオレは震えた声でベタな台詞を吐いた。 「は…博士を離せ!」 いま考えると別に博士は捕まってはいなかったが。 黒ずくめの男たちはそれを聞いてくすくす笑っていた。 そしてリーダーの男が合図をするとオレのグレッグルが弾き飛ばされた。 「!グレッグル!!」 「いかん!ジャック、逃げるんじゃ!!」 博士が叫んでいるがどうやらそれは無理らしい。ミュウツーの矛先は明らかにオレに向かっていた。 「キルリア!頼む!」 おそらくミュウツーの攻撃はエスパータイプに違いないと踏んだオレは同じタイプのキルリアに勝負を託した。 一発食らったら終わり、ならば先手必勝! 「キルリア!さいみんじゅ…」 オレが命令を終える前にキルリアは数メートル先に吹き飛んでいた。 …ダメだ。やっぱり無理だったのか? そのあとオレはみたことのある光景に出会った。 もう残っていないポケモン。 気が付くとオレの体は宙に浮いていた。
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