231人が本棚に入れています
本棚に追加
「そいつが食らってもそれだけのダメージを与える猛毒だ。もし…人間が食らったらどうなるかな?」
それを聞いた連中はグレッグルをみて後退りした。
「くっ…わかりました。博士を…解放しましょう。」
リーダーの男はそういって博士をこちらによこした。
「博士のポケモンも返して貰おうか。」
優位に立ったオレは急に強気になった。
しかしリーダーの男は
「それだけはできません。我々はアルセウスを捕まえるために活動してきたのですから。」
オレは少し驚いた。
あのアルセウスってポケモンはいったいどんな力を秘めているんだ?
「じゃあお前達が動けなくなってから奪い返してやる!」
もうどっちが悪役かわからない台詞だがオレは本気だった。
「グレッグル!やれ!」
そう命令するとグレッグルは腕を振り上げた。
その瞬間、リーダーの男が笑った。
オレはぞっとしたがすぐにその理由がわかった。
グレッグルがまた吹き飛んだのだ。
視線を感じ後ろを振り向くと…そこにはさっきまで毒でうずくまっていたミュウツーが立っていた。
「なっ?まさか…!自己再生か!」
博士が叫んだ。
自己再生?そんなのアリかよ!
最初のコメントを投稿しよう!