ワカバタウン

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バッチィィン! 背後を取られた上に必中のでんげきはを食らったサーナイトは地面に思い切り倒れこんだ。                   「どうだ。格下だと思ってかかると痛い目見るんだぜ?」                      男「…本来離脱技のテレポートを戦闘で使ってみせるとはね… フフフ。ずいぶん攻撃的なキルリアじゃない。」              サーナイトが起き上がる。            「でもね。それでも僕のサーナイトには勝てないよ。」                       「やってみなきゃわかんないだろ?」                   「…そうかもね。」               不思議だった。コイツは純粋に俺とのバトルを楽しんでいるように見えた。              とてもロケット団とは思えないような…                  するとまた10まんボルトが飛んできた。                 さっきと同じようにテレポートでかわすキルリア。             「今度は決める! シャドーボール!!」              ゴーストタイプのこの技ならいくらサーナイトでも耐えきれない!決まりだ。             しかしサーナイトは予想外の動きを見せた。                後ろからくるシャドーボールがまるで見えているかのようにかわしたのだ。              「なっ…!?」                 男「終わりだよ。 はかいこうせん…。」              強力な光の束がキルリアを射った。                    「キ、キルリア…。そんな!」                      男「大丈夫だよ…瀕死状態にあるだけさ。 これでわかっただろ?僕はあんなひどい事はしないって。」                     「サーナイトはトレーナーの気持ちを読み取ることが出来る。 だからシャドーボールをかわせたのさ。 って聞いてないか。」              俺はすぐにキルリアの下に駆け寄った。                  はかいこうせんをまともに食らい、ボロボロだったが男の言うとおり死んではいない様だった。
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