231人が本棚に入れています
本棚に追加
最近はあまりいい夢をみない。
俺はジャック。マサラタウンに住んでいるポケモントレーナー。
ともかく朝食にありつこうと下に降りた。
「おはよう。ジャック。そういえばさっきオーキド博士がきて研究所にきてくれっていってたわよ。」
「えー?またなんかのお使いか?おれはパシリじゃねぇっつの。」
「さぁ?でも何か渡したいものがあるっていってたわよ。」
そういうと母は悪戯っぽくわらって朝食のサンドイッチをテーブルにだした。
あぁ、読めた。今日は俺の誕生日だった。去年も忘れててびっくりさせられたっけ。
毎年このマサラ周辺に出現しないポケモンをプレゼントしてくれるオーキド博士。
お使いじゃないとわかってテンションがあがった俺はそそくさと朝食を済ませ、いえを飛び出した。
いつもとかわらない田舎道。こんな田舎のマサラタウンからなんとポケモンリーグのチャンピオンがでているらしい。
一人はしっている。今はトキワシティのジムリーダーをしているグリーンさん。オーキド博士の孫で時々帰ってきて俺は結構グリーンさんに鍛えてもらった。
正直あの人より強いトレーナーがいるなんて信じられないが…今俺のパーティは二匹。キルリアとグレッグル。両方ともオーキド博士からもらった。
この辺りはポッポやコラッタ、ニョロモなどあまり面白いポケモンがいない。
それにオレは時々博士に頼まれて他の町のポケモンの生態調査もやっているから小さい頃から見慣れているこの辺りのポケモンには興味ない。
なんやかんやで博士の研究所に着いた。
なかに入るといつもの通り博士がパソコンの前に座っていた。
「博士!おはようございます。用ってなんですか?」
まぁ何かもらえることはわかっているのだが一応聞いてみる。
「おお、すまんな、呼び出して。実はお前に頼みたいことがあって呼んだんじゃ。」
それを聞いてがっかりしたオレ。
何かくれると思ったのに~
しかしまぁ嫌な顔はせず聞いてみる。
「なんですか?また調査ですか?」
「むぅん…調査といえば調査なんだが…ちと大規模でなぁ…」
そういうと博士は赤い電子辞書のようなものをおれに差し出した。
「これは…?」
「実はいまマサラにはトレーナーが不足しておる。グリーンはジムの仕事でいそがしいし、レッドは…どこにおるかわからん。」
レッド?レッドって誰だ?
最初のコメントを投稿しよう!