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しばらく沈黙が続き……。そのまま何も言わずに俺も布団に入った。
疲れているはずなのに、全然眠れなかった。あまりに強烈なミツルの過去…。
誰よりも深いポケモンに対する思い。それなのに、一生治らない病を抱えているなんて…
俺はどうしたらいい?ロケット団を潰せばミツルは助からない。でも…父さんと母さんを殺したロケット団を許すことなんてできない。
そんなことを考えていると知らぬ間に眠りに落ちていた。
朝、目覚めるとまだミツルは寝ていた。
……普通は起きたらいなくなってたとかそういうのがベタだろ…。何で爆睡してんだよ。
俺が起きてから一時間くらい後にミツルは目を覚ました。
ミ「ん、おはよー。ふあぁ…眠たい。」
コイツ…!敵だと思ってないだろ。
それから、朝食をとって、昨晩預けたポケモン達を引き取って外に出た。
ミ「じゃあ、ここでお別れだね。」
「…ああ。」
まだ迷いが吹っ切れてない。
ミ「…まぁ僕が言うのもなんだけど。」
?
ミ「許しちゃだめだよ。ロケット団を。おやを殺された仇なんでしょ?君は今までどおり、旅を続ければいいと思う。
昨日の僕の話で迷ってるんでしょ?」
読まれてたか…まぁそうだよな。 いや、うん。てゆーか…
「アンタが言うな!自分ロケット団じゃねーか!」
ミ「だから最初にいったじゃない。」
「ぷっ、くく…」
「あはははははははは…」
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