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近くに転がっていた電池を手に取り元の場所へ戻す。
カチカチと動き始めた時計を自分の腕時計を見て時刻を合わせる。
目覚ましをベッドの棚に置き、面倒ながらも声をかける。
「守、守、マモル!いい加減にしろ!早く起きろ!」
ベッドからモゾモゾと起き上がって出てきた寝癖だらけの弟の目の前に自分の腕時計を差し出す。
現在時刻7時30分・・目を擦って見ようとはしているが絶対に見えていない。
「・・・なあに?」
「七時半」
「・・・ふーん」
「遅刻するのか?」
「・・・」
「・・・」
「えー!!目覚ましは?」
「可哀想に転がっていたよ、早くしろ朝ごはん食べられなくなるぞ!」
ちょっといつもと違う朝。
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