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「・・・・・・マジかよ・・・。ヤバい。起きろ!ヤス、霞!起きろ!」
テツの声で目が覚める。
時間は・・・まだ4時じゃないか。
「なぁにぃ?テッちゃん。」
「まだ夜じゃねーか。」
「・・・・・・。お前ら、落ちついて聞けよ?」
「何?」
「どうした?」
「朝鮮半島が無くなった。原因不明の爆発で。」
「・・・は?夢でもみたか?」
「テッちゃん?」
「・・・・・・。」
テツは無言でテレビをつけた。
『緊急速報です。1月1日午前0時頃、朝鮮半島で大規模な爆発が起こりました。政府の公式会見では、原因は未だ不明、現場では膨大な放射線が検知され、朝鮮半島及び、中国の一部がまるごと消失しているとのことです。また、日本海沿岸では、大規模な津波が発生。死者は数万人にのぼると見られています。この後、詳しい情報が入り次第、順次お伝えしていきます。』
・・・え?
何だこれ。
何の冗談?
慌ててチャンネルを変えるが、どこ局も同じ報道だ。
「・・・マジかよ。何だよ、消えたって。」
「・・・嘘だよね?冗談でしょ?」
「・・・俺にもわからへん。とりあえず、待ってみるしかないて。」
「・・・そうだな。」
何も考えれなかった。
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