1月1日 1.5

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ははは。 無関心男のヤスでも、流石にビビってるみたいやな。 そらそや。 いきなり起こされて、『隣の国が放射能を巻き散らして消えましたー。』なんて言われて、取り乱さん奴はおかしい。 霞ちゃんが一番普通やな。 不安で泣いてまう気持ちもわかる。 俺かて泣きたい。 やけど、男の子は辛い時に泣いたらあかんねや。 さて、まずは気持ちを整理せな。 「さーて、そろそろ考えよか。」 ヤスが反応してくれた。 いつも通りのポーカーフェイスがありがたい。 あいつも不安なはずやのに。 さすが男の子。 問題は霞ちゃんか。 「せやな。まずは・・・霞ちゃん。泣いてても何も変わらへんで。」 「・・・・・・。」 「不安なんはむっちゃわかる。でも、俺らがおるから大丈夫。霞ちゃんが不安がることなんか、何もあらへんやろ?」 そう言って無理矢理笑顔を作る。 霞ちゃんの怯えきった視線とぶつかる。 俺は上手に笑えてるやろか。 いつもヘラヘラしとるくせに、こんな時に笑えんで・・・何の為の顔や。 気合い入れて笑わんかい。 「・・・ありがと、テッちゃん。そだね、テッちゃんとヤスくんがいてくれたら大丈夫だよね。」
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