Part 1 ディーリープラザで何が起こったのかー事件発生

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Assassination Records Review Board (ARRB) 1991年12月オリバー・ストーン監督の陰謀説を集大成した映画「JFK」が全米で公開され大きな反響を呼んだ。国民の間で暗殺事件のさらなる資料公開を求める声が高まった。翌92年、議会で「ケネディ大頭領暗殺事件情報収集に関する法律」(President John F. Kennedy Assassination Records Collection Act)が成立、実行ための独立した委員会ARRBが組織された。委員長は判事のジョン・タンハイム(John R.Tunheim)。委員会は真相解明ではなく資料の収集および連邦機関が所有する資料の公開を第一目的とし、事件に関わる人々から証言を採取した。また、これまで非公開だったFBI、CIAの内部資料の公開も実現させた。1998年同委員会は政府機関の秘密主義を批判する見解を含んだ報告書を提出した。ARRBの活動によりケネディ暗殺事件の研究者は飛躍的に多くの資料を活用することが可能となった。
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