君の風。

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君は言った 『あなたが幸せになれますように』 …なれるわけないだろ 君なしで何か なれるわけないだろ… 僕は嘆いた。哀しいほどに嘆き続けた。 あれから何ヶ月経っただろうか 君が僕の側から消えたのは。 時々、君のように優しい風が吹くんだ 初夏なのに涼しげな優しい風が。 今だって、思うんだ 君がいればどれだけ幸せかと。 当たり前すぎて気付かなかった 君の存在の大きさを。 やり直せるならやり直したい でももう君はこの世にはいない。 だから、 せめて君の風を受け僕は これからを生きる事にするよ…― ありがとう これからも僕は君の風と一緒だよ。
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