友達の存在

2/10
1117人が本棚に入れています
本棚に追加
/426ページ
あれから時は流れ―… あたし達は、 高校二年生の春を迎えようとしていた―。 … 「ハァーッ」 オレンジジュースを飲みながら、あたしは大きなため息をついた。 今は、美夏の家で春休み最後の日を満喫中だ。 「明日からもう学校かぁー。 …めんどくさいよぉ~」 あたしの言葉に、美夏はウンウンと頷く。 「なんだかんだ…春休みなんてあっという間だよね~」 春休みは、久しぶりにユミとも遊んだし、ミサとリナとも遊んだ。 もちろん、松山と徳川とも。 そんな風に毎日を楽しく過ごしてきたので、 明日からまた学校で授業を受ける日が続く思うと… 自然と口からは、 大きなため息が出る。 .
/426ページ

最初のコメントを投稿しよう!