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あれから時は流れ―…
あたし達は、
高校二年生の春を迎えようとしていた―。
…
「ハァーッ」
オレンジジュースを飲みながら、あたしは大きなため息をついた。
今は、美夏の家で春休み最後の日を満喫中だ。
「明日からもう学校かぁー。
…めんどくさいよぉ~」
あたしの言葉に、美夏はウンウンと頷く。
「なんだかんだ…春休みなんてあっという間だよね~」
春休みは、久しぶりにユミとも遊んだし、ミサとリナとも遊んだ。
もちろん、松山と徳川とも。
そんな風に毎日を楽しく過ごしてきたので、
明日からまた学校で授業を受ける日が続く思うと…
自然と口からは、
大きなため息が出る。
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