高校一年

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15才の俺。   どんな人間かって言うと…性格は優しく純粋、 体はきゃしゃ、 普通のどこにでもいる15歳。   不良とも仲良く、オタクとも仲良く、女友達も多い。いわゆるお調子者だ。     俺の入る高校は別名ヤンキートレーニングセンターまたはヤクザ養成センター … 県下では不良が集まる高校としてそれなりに名の知れた学校だ。。   中学まで真面目に過ごしてきた俺は、新しい刺激を求めた。   入学して、三ヶ月程経つと、次第に授業にも人間関係にも慣れていった。   授業が終われば、毎日のように友達と横浜駅西口にある、五番街で溜まっていた。 やる事は一つ、ナンパだ! プリクラを撮っている女子高生に俺達は声をかける。   『何やってんの?一緒にプリクラ撮っていい?』   同じ高校生同士以外に簡単にひっかかるもんだ。   その後はカラオケ、夜は公園で語り、夏になれば花火… 健全な高校生の遊びだ。   バイトもしないで毎日こんな感じの繰り返し。 他には、金が無くなれば、カツアゲに窃盗…。   高校生がやる事といったらこれぐらいだ。     それなりに楽しかったが…  俺の求めていた刺激はこの程度の事じゃない…と心の中で思いながら、普通の高校生活を送っていた。 たいした刺激もないまま時間は流れ、あっという間に冬になっていた…
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