プロローグ

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血の匂いはしなかった   人を殺したなんて感覚はなかったに等しい   ただ毒に蝕まれていくその姿を見ているだけで良かったのだから       アンタ達が何したのかなんて俺が知る必要はなかった 知るつもりもなかった     だってそうだろう?       …ただ、両親のせいで死に逝く二人の子供達を見て、憐れみを覚えたのは確かだった
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