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「あ、蓮君「丁度いいところに来た…お前には聞きてぇ事が山ほどあんだ」トシッ!!」
『聞きたいこと?良いですよ、別に。』
「そうか。じゃあまず一つ目。お前は何者だ?」
途端、固まる蓮。
首筋を冷や汗が伝うのを感じるが其処は顔に出さず。
『恥ずかしながら…戦争で両親とこの右目を失って…酷く荒れていたんです。』
「荒れていた…?」
『はい。近藤さんに出会って此処に来るまで…こそ泥やってたんです。』
だんだんと声を小さくする蓮。土方は呆気にとられていた。
「こそ、泥?」
『はい。食べるものとか生活に必要なものを盗んで生活してたんです。』
苦笑いしながら答える蓮に対し土方は何も言えなかった。
『で、他に聞きたいことって有るんですか?』
その科白に現実に引き戻された土方は取り敢えず次の女顔・女体型について質問をしようとした。
が、気にしてたら、と変な気を使ってその質問は止めた
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