始まり

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その頃愁夜と雅紀は……。         「此処が科学室だよ」「うわぁ…実験器具がいっぱい」 普通に学校案内していた     『さて…どうやって食べようか 場所は誰も居ない所……体育館倉庫かな』   一人怪しい事を考えながら愁夜を舐めるように見る   「ねぇ浦上君、此処に星類の本とか無い?」 雅紀が考えている事に気付かない愁夜は目を輝かせ尋ねた 「星?たぶん図書室に行けばあると思うよ」「じゃあ図書室に行こう浦上君」 雅紀の手を握る愁夜 「良いけど…その前にある所に案内してあげるよ」「……?」 雅紀は愁夜の手を握り返し体育館へと向かった           「体育館に何かあるの?」「ちょっとね…こっち来て」 雅紀は先に倉庫に入り愁夜を手招きした 「う、うん…」 愁夜は少し戸惑ったが中に入った             ガチャ…。           「えっ?」 雅紀が倉庫のドアを閉めカギもかけた   「浦上…君?」「………」 雅紀は何も言わず愁夜の目の前までゆっくりと歩き出す
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