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俺の中にグラスが一つ。
それは、みゆと言う名前のグラス。
そのグラスに、みゆへの想いと言う名の水が入ってる。
みゆと出会ってから今まで、俺の感情を動かすたびに静かにコインが沈んでいた。
それは、面白いだったり、切ない、楽しい。
そして、好きという名前のコインだったり……
コインが沈む度に、確実にグラスの中の水嵩は増える。
今、どの位水嵩は増してるんだろうか?
「俺が要だったとしても、多分焼いてるよ」
「何を?」
「だから、ヤキモチ」
「や、やだ!柴田さんったら、あたしをからかって」
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