入学式

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「早川さんまた明日ね~」 「早川さんさよなら~」 あの後皆で笑ってわらって楽しくHRは終わった。 私は一気にクラスの皆に注目されて、名前を覚えられた。 「つかみはばっちりだな」 落ち込んでいる私の肩に徹平が手を置く。 「めしあがれは思いつかなかったよ」 反対の肩に麗子が手を置く。 二人ともなぐさめてるんじゃなくて楽しんでるのがすごくわかる。 「う~!! 」 私は悔しくて叫びながら二人を振り払い、一人で徹平の自転車に乗って帰った。 きっと徹平は困るだろうけど…あいつがわるいんだから仕方ない!! 「ただいまぁ。」 鼻息荒く家に入ると笑顔でお母さんが出てくる。 「もう帰ったの?じゃあ家でお昼たべれたね」 お母さんの言葉にまた教室での事を思い出す。 「お母さんのばか!」 私は走って二階の自分の部屋までかけ上がり、ベッドに突っ伏した。
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