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「徹平?」
私は慌てて居間に走り込んだ。
「よう!」
そこにはまるで自分の家のように当たり前に食卓に座ってご飯を食べている徹平がいた。
「百花も早く座りなさい。あなたお昼も食べてないんでしょう?」
お母さんの言葉に思い出したかのようにお腹が空いてきた。
「お父さんは?」
私はちょっとばつが悪い感じで話を反らしながら椅子に座った。
「お父さんは今日は宿直。」
そうだった。
警察官の父は宿直で週に何度か家をあける。そんな日はいつも何も言わなくても徹平が来てくれるんだ。
「置いて帰ってごめんね。」
私は感謝の気持ちを込めて徹平に言った。
「ほんとに!おれあれから40分歩いて帰ったんだぜ?クタクタで来てみればももはグースカグースカいびきかいて寝てるしよ」
少しオーバーに徹平が言う。
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