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「いびきなんてかいてないもん!」
口を尖らせて言う。
「かいてました~。よだれまで垂らして起こしてもなかなかおきないんだから。」
笑いながら徹平が言う。私はいじけた振りをして更に口を尖らせた。
「…
今日は俺もごめん。」
いきなり徹平が私に謝った。
…
「「あはははは 」」
そして二人同時に笑い出す。
「なぁに?あなたたち喧嘩してたの?」
お母さんが私のご飯を運びながら聞いてきた。
「してないよ(笑)」
「してないしてない」
二人ともほぼ同時に否定する。
そしてまたその事に二人で大笑いをした。
ねぇ徹平?
これからずっと歳をとっても仲良く変わらずにいれたらいいね。
明日からまたよろしく…。
私は心の底からそう願っていた。
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