部活

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「入部希望って言われても…」 困ったようにその人は言う。 「ダメですか?私中学で3年間ずっとバスケしてたんです!背は低いけど小回りは効きますよ。」 精一杯自分を売り込んだ。こんなに積極的な私いつ以来だろう。 <ドカッ> また徹平が後ろからボールを投げつける。 「もも…女子バスはうちの高校ないんだってば。その人はバスケ部のマネージャー!」 呆れたように徹平がいう。 「マネージャー?」 思わずその人の手を握ったまま問いかけてしまった。 「あははっ。そう、マネージャーよ。あなた面白い子ね(笑)」 その人は笑いながら言った。 「そっかぁ~。すいませんでした。」 私は慌てて握っていた手を離した。 「ねぇ、あなたバスケ部のマネージャーやらない?私ももう3年生だしだれかいないかなぁって探してたの。 バスケの経験者なら色々わかると思うし。」 今度は女の人が私の手を握って言った。
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